ごあいさつ

Earth Informationは、過去20年間地震・洪水・暴風雨・土砂災害・火山噴火等の自然災害で甚大な被害が出ている現状から、
減災に貢献するために設立された一般社団法人地震予兆研究センター(EPRC)、及び一般社団法人自然災害研究センター(NDRC)の研究成果を社会実装するために設立されました。

日本は気象予報分野では世界最高レベルにありますが、自然災害被害予測分野については2014年広島土砂災害や2017年北九州河川氾濫のように、
災害発生後に避難警報が発令されている現状があります。

Earth Informationでは、EPRC/NDRCが所有する「観測データ統合システム」や「自然災害統計データ」を基盤とし、
ビッグデータをAIで解析することで自然災害を早期に伝達するアラート情報から復旧対策までリスク対策をトータルで提案いたします。

株式会社アースインフォメーション
代表取締役 森川 薫


Earth Informationは、「世界中のあらゆる公共機関のビッグデータ」を解析し、
減災に貢献するために、2つの研究機関と連携しています。




自然災害による人的・経済的被害

内閣府の防災白書(平成26年度版)によると、1983年~2012年の全世界の自然災害による被害は「死者数約230万人・経済被害約250兆円」。

アジア地域は驚くべきことに全世界の自然災害被害の約半数を占めています。
Earth Informationは、大災害による「人的・経済的」被害を減少させるために、AIを用いたビッグデータ解析による「データサイエンス」に取り組むと同時に、災害に対する事前情報・備えから災害発生時対策、復旧対策までトータルで提案します。

EPRC/NDRCの研究内容

現在、世界中の多くの公的機関が様々なデータ観測を行っておりますが、形式や値が観測機関によって異なるため、複合的な統合解析がなされておりません。EPRC/NDRCでは、世界中のビッグデータを「AI」を用いて3次元上で統合解析し、様々な自然災害の「事前把握」を目的に研究開発を進めています。
「ISACO(International Surface Artificial intelligence Communicator)」と名付けたこのプロジェクトが進むことで、過去の大災害発生前の状況との類似性検証や、今後の予測を加えることで自動的に「大災害の被害予測」を事前算出することが可能になります。
このようなデータを活用して大災害発生24時間前までに「アラート情報」を的確に配信することに挑戦しています。

海外データ統合解析


アジア地域の災害被害事前把握のために、EPRCはインドネシア防災機関3機関と2017年7月に国際共同研究を締結いたしました。

●BMKG 気象気候地球物理庁 Indonesia Meteorological, Climatological and Geophysical Agency
●BIG 空間物理庁 Geospatial Information Agency
●ITB バンドゥン工科大学 Bandung Institute of Technology

インドネシアでは2000年以降、日本の3倍以上にあたるマグニチュード7.5以上の地震が20回発生し、昨年も100名以上の死者を出した地震災害を経験しています。
また、毎年多くの洪水、浸水被害、土砂災害も全国各地で発生しており、2016年は1985件の自然災害が発生し、死亡者数375人、負傷者数383人、避難者数252万人と大きな人的・経済的損失を受けています。

さらには、毎年1000人以上の生命が自然災害で失われているフィリピン等、ASEAN各国の自然災害データ統合を行い、「アジアの自然災害データ・プラットフォーム」の完成を目指しております。
このデータプラットフォームが完成し、アジア各国の防災機関を連携することで災害対策研究が飛躍的に進むと考えます。

データで見る過去の地震の予兆現象

日本は世界でもまれな地震大国であり、阪神淡路大震災、東日本大震災、熊本地震など、人的・経済的に大きな被害をもたらした地震災害を経験しています。EPRCはそのような被害を少しでも減らすために、「地殻変動・潮位変化・地震情報」等の様々な観測データを統合解析しております。これまでの研究過程において、下図のように大地震発生前の異常値を捕捉しています。

東日本大震災前後の地殻変動


地震発生前後における変動データ


地震予兆を把握できた事例

2017年10月6日 23:56 福島県沖  M5.9  最大震度5弱


2017年10月2日配信のレポートにおいて、東北地方の複数地点で小規模な地殻変動が観測されていることと、福島県沖で微弱地震が多発していたことから、7日以内に「福島県~茨城県沖」でのM5クラスの地震発生の可能性について記載したところ、配信4日後の10月6日に福島県沖で「M5.9・最大震度5弱」の地震が発生。

2016年12月28日 21:38 茨城県北部  M6.3  最大震度6弱


2016年12月26日配信のレポートにおいて、「福島県沖~茨城県沖」にて微弱地震の集中発生が、過去に同エリアで発生したM6クラス地震発生3日前の状況と類似していたため、「茨城県南部~千葉県中央部」にかけて同規模地震発生の可能性について記載したところ、配信2日後の12月28日に茨城県北部にて「M6.3・最大震度6弱」の地震が発生。